施療内容

当院の施療内容を
施療例を交えながら詳しく説明します。

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特別治療・自由診療

施療室

あなたの症状や状態に合わせた治療の組み立てを一緒に考えていきます。ご予約制となりますので、お気軽にお電話ください。

各治療名から治療内容へページ内リンクいたします。

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0744-32-8263

MT-MPS施療
(トリガーポイントマッサージ手技)

施療

私たちは、日常的に体を動かすことによって生活しています。
体、すなわち関節を意思のままに動かせるのは、それぞれ関わる筋肉が協調して、連携・連動しているからです。

"何もせずにただ座っているだけ"であっても、前後左右に倒れないように脊柱起立筋が支え、腹筋が腹圧をかけることで、安定を保っています。筋肉は常時動いていて、使い痛めや繰り返される動作、不具合によって傷つけられて、それを修復するということを繰り返しています。

この仕組みが、体の酷使や寝不足・自律神経の乱れ・生活動作からの歪んだ姿勢などから筋肉の過緊張を生み、過緊張筋肉への血流の不足を招き、硬くこわばり脆弱化して、筋肉の硬結の結果、トリガーポイントをつくり痛みを発生します。

筋肉の連携不足から関節の可動性は低下して、無理な負荷がかかって、より痛むという悪循環を繰り返して慢性化されて、様々な障害を引き起こします。トリガーポイントを持つ筋肉は、ギューと縮こまり短縮し、筋肉本来の伸張性や柔軟性が失われ、体の機能は低下して動きにくくなってきます。

トリガーポイントによっては、遠く離れた部位に痛みを発生することもあります。体の動きや反応から傷害や痛みの源であるトリガーポイントを特定し、鍼やトリガーポイントマッサージ手技を行なっていますと、筋肉の反応とともに、「あっ、そこそこ!それです!」「先生の手が、私のつらいところに当たりました!」と口にされることもあります。

30歳なら30歳のベストな体を、60歳なら60歳のベストな体へ改善を図って参ります。

基本のコース 4,000

腰、股・臀部、脚の痛み + 首、肩、背部 7,000

治療例1

H・Oさん 男性 93歳

歯磨きのあとのうがいで大きく口を開けて耳の前が痛くなる。うずいてたまらない、口が開けられない。
耳が悪いものと思って、耳鼻科を受診し、他院を受診するように指示されたが当院での治療を望まれる。

所 見

右のあごの関節、およびその周辺部の発赤と熱感、軽く触れての痛み(+)

治療の経過

あごの関節にかかわる筋、側頭筋、咬筋を中心に特別治療のトリガーポイント・マッサージを20分、やわらかく、軽く慎重におこなう。

翌日の来院では、「痛みは、ほとんどありません」、腫脹と発赤は消失、圧痛と口の開き具合が悪いのを認め、翼突筋、顎二腹筋をも加えて、再度のトリガーポイント・マッサージをおこなう。

翌々日と合わせて3回、3日の施療でもって治療を終わる。なお、念のための2週間は、硬いものを摂るのを控えるように指導する。
トリガーポイント・マッサージが劇的な効果を上げました。

関節モビリゼイション療法

施療

関節の構造

人が動けるのは、筋肉が協調して伸縮運動をおこなって、関節を曲げ、伸ばす、あるいは回旋させて、関節が動いてくれるから歩いたり、走ったり、日常の生活動作ができるのです。筋肉が関節を動かし、関節が動いて、人は動くことができています。いろんな筋肉の柔軟な協調運動があって、関節のよい可動性もできます。筋肉に正常な強さがあって、体は安定性がよくなり、バランスもとれるのです。人のどのような動きもたくさんの筋肉の働きがあってこそ、です。

関節の捻挫や挫傷によって、傷つけられた組織の修復が不十分だと、関節の機能不全を残してしまって、筋肉の短縮やこわばりから関節の可動範囲が低下してしまいます。

硬く短縮した筋肉のこわばりを改善して、柔軟性をとりもどすために行うのがトリガーポイント手技であり、関節の可動を回復するためにおこないますのが関節モビリゼイション手技です。

必要に応じて併用治療をするため、個別での料金はいただいておりません。

トリガーポイント鍼灸療法

鍼

鍼とトリガーポイント・マッサージを統合する施療です。

痛みの原因になるトリガーポイントをもっている筋を同定して、その痛みの元凶の、深いところにある感作しているトリガーポイントを検索しながら、鍼とトリガーポイント・マッサージ手技をおこない、響きの感応にこたえて「あっ先生、それです!」「ズーンときています」などと話していただき、評価してくださいます。

筋のトリガーポイントを含めたその筋肉の反応部位にも鍼・トリガーポイント・マッサージをおこなって、筋肉の柔軟性を取り戻し、加えてあなたの愁訴に関連している筋肉も、あわせて治療を施す総合的な施療をおこないます。

鍼は、エチレンオキサイドガス滅菌消毒済みオールステンレス鍼です。また、鍼は1回の使用で廃棄しています。

治療に当たっては、痛みを感じることが少ないことを心がけています。

60分コース(局所重点治療) 5,000

120分コース(広範囲の治療の場合、筋肉量の多い方の場合) 10,000

低周波鍼通電治療、関節モビリゼイション、PNFストレッチング、極超短波や高電位治療など適宜に組み合わせて効果的な治療を目指します。治療の内容につきましては、痛みの程度、治療の範囲などあなたの症状に応じておこないますので、ご相談ください。

※予約制です。
※鍼灸・トリガーポイント治療に際する診療衣服は、ご用意しています。

治療例1

O・Hさん 女性 40歳

内装業の手伝いで、床や壁の拭き掃除をする。
雑巾を絞る時に右ひじの外側の痛みと肩の付け根後ろ側にも痛みが走る。
他院で鍼治療を受けたが、痛みのもとに当たらなかった。

所 見

右肩上部の筋肉群は硬く板のような状態で膨隆し、緊張(+)。頚部の左軸旋と側屈での伸長痛、可動の制限を認める。

治療の経過

僧帽筋、斜角筋、胸鎖乳突筋から棘上筋とトリガーポイント治療を進めていき棘下筋、帯状硬結部のトリガーポイントを押圧すると、「ズーンと肘まで感じる」という。肘の外顆、撓側手根伸筋トリガーポイントに鍼、「きたぁー、そう、それ!」「わたしの痛いところ、それです」、周辺連関筋のトリガーポイント・マッサージを施す。 60分コースを選ばれて、「これからも、家業を手伝って、主人に喜んでもらえる」

治療例2

S・Nさん 女性 36歳

生理痛、両臀部から脚先への耐え難い痛み、加えて足先の冷え。
14歳ころから冷えを感じ始める。25歳の時に子宮内膜症でホルモン治療。
扇風機の風が当たっても、うずく。夏以外は、冷えと体のだるさに悩まされる。
不眠のため、日中の眠気のためにやる気が出ない。

所 見

左右の臀部深層筋に筋の索状硬結(+)→トリガーポイント

腰部の深層筋にトリガーポイント(+)

下腿ふくらはぎの筋肉群の表層、中層、深層の筋にトリガーポイント(+)

治療の経過

感作しているトリガ-ポイントを検索し鍼、ズーンと感じる鍼を好まれる。感作トリガーポイント筋全体の柔軟性を確保するためにトリガーポイント・マッサージを行うとともに、関連筋の潜在トリガーポイントへの鍼、トリガーポイント・マッサージ、並びに関節モビリゼイション、PNFストレッチングを行う。刺鍼中は遠赤外線治療を併用。

1/W通院、6回目の治療で、「靴下を脱いでも温かくなり夢のようです」9回目には、「今までの自分は外へ働きに行くなど信じられなかったけど、週に3回、仕事を始めました」。

15回目、「生理中の2~3日は転げまわるほどの痛みが、薬を飲まなくても、少しの重だるさだけで済んでいる」

20回目の治療後には、ご主人と海外旅行を楽しまれる。その後、月1回の治療を続けられながら、家庭菜園でマスクメ論やナス、トマトを栽培する意欲充実、教室を持ち生徒さんの指導にもあたれて、冷えを感じることも無くよく眠れるようになられて、25回でもって寛解に至り、終了。

いきいき健康鍼

うつ・認知症

いきいき健康鍼は身体に刺さない鍼治療です。
服を着たまま、会話しながら行います。

鍼刺激による脳血流増加により認知症周辺症状の軽減、うつ症状の改善、軽度認知障害(MCI)や抑うつ状態の改善が期待されます。

<刺激>
ウォーキングをしようにも歩行が困難な人の場合でも、運動以外の身体刺激として、軽い皮膚からの刺激、頭皮からの刺激により補うことができます。認知症のご家族を介護する日々を体験され、「予防できる鍼治療はないですか?」とのご相談を受けて、この「認知機能低下予防としての鍼治療」を始めさせていただきました。

<鍼刺激部位>
座った姿勢で、前腕部・頭部・背部に治療します。

MCI(軽度認知障害)の状態で対応すれば、回復の可能性は大きく、少なくても遅らせることはできると考えられます。

2013年発表の厚生省推計では、65歳以上の高齢者3079万人の7人に2人が認知症、7人に1人が認知症までにはいってないが、その予備軍の軽度認知障害状態だといいます。長寿は当たり前といわれるようになってきた反面、「認知症ではないかな?」と身近に目にするようになってきており、大きな社会問題として注目されてきています。

軽度の認知障害からは、日常生活に支障がないだけに、何もしないで放置していると、ゆっくりと1年単位、半年単位で徐々に進行していって、気づいたときには、中程度の認知症まで進んでいるということが多いようです。

予防対策として、食べ物を見直す、運動を習慣にするなど自分でできることをされることも大事ですが、プラスして、頭蓋の頭皮筋を刺激することで脳を感応させる東洋医学から創発された「経皮的頭蓋刺激擦過いきいき健康鍼」の有用性が検証されています。

誰もが、いつかはそうなることを、避けられないにしても、発症をできるだけ遅らせ、先へ延ばす、あるいは正常に戻すように、予防することが求められます。 その対策の一つ、「いきいき健康鍼」は、その手助けになります。

反復・継続する治療によって、無表情だった顔に笑顔が戻る、奇矯な振る舞いが穏やかになるなどの効果が、すでに報告されています。

いきいき健康鍼

1回 1,500
(1週間に1回の治療が基本)

当院の施療と併用して治療される場合 1,200

治療例1

K・Tさん 女性 87歳
「いきいき健康鍼」の治療例

好きな畑作業も面倒で、外出するのもおっくうで嫌になった。やる気が出ない。

治療の経過

両手、頭部、肩背部の皮膚の擦過治療後に、「気持ちがよかった」 翌日には、お墓参りに行こうと、息子を誘い、驚かせた。

小児鍼

小児鍼

東洋医学の経絡に沿って皮膚への擦過刺激をおこなうことで、かんのむし、よなきなど小児のストレスを改善していきます。

小児鍼     800

部分マッサージ 1,000

治療例1

Y・Tくん 男子 9歳
「小児鍼+部分マッサージ」の治療例

宿題がわからないと短期に怒りだして、不機嫌でいらいらしている(母親よりの相談)

治療の経過

小児鍼と部分マッサージ治療。頚背部の治療中には、傍らの母親に「気持ちがいい!」と、にこにこ顔を見せる。特に、左の首から肩ににかけての硬い膨隆した筋肉への軽いトリガーポイント・マッサージ治療後に、「すっきりしたぁー」。小児でも、机に向かっての繰り返しての頚背筋への刺激が蓄積されて、トリガーポイントは形成するのだ!続けて3回の治療と1週間後の1回、計4回の治療で怒ることもイライラすることも無く、勉強も集中してできるようになったと元気に通学。

部分皮内鍼

皮膚表面の表皮といわれる部位に1mmの皮内鍼を固定して、全く痛くないにもかかわらず、トリガーポイントを刺激します。

1か所 250

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